プロ家庭教師センター内部事情

プロ家庭教師センターの「教務」や「学習アドバイザー」と言う名の営業マンは会社への利益重視の為に他社と競い合って「自社の良い点・優れている点」を強調する。
彼らは営業マンだからノルマが課せられている以上、必死に勧誘する。私の経験から彼らはノルマが達成されないと大抵どこのセンターも異動になるか最悪「クビ」になる。
家庭教師にとっては彼らがコロコロと変わるので家庭教師の特長等やご家庭及び生徒たちの現在状況等充分に把握出来ていないのが現実である。
その結果、全ての家庭教師に「まるなげ」状態になる事も多々あるのでその都度、家庭教師は彼らにふりまわされてしまう。

「教務・学習アドバイザー」の主な仕事

@「家庭教師の募集をかけ選定」
A「家庭教師との面接試験(経験上、大学在学中か大卒であれば採用)」
B「広告誌への掲載、CM、チラシ作成、DM、小冊子、電話勧誘等の活動」
C「生徒宅への営業活動・セールス」
D「クレーム処理」
E「生徒管理」
F「登録済み家庭教師との連絡対応、報告書提出の為の報告会」
G「家庭教師への研修会」

上記が彼らの主たる仕事だがどれもまともにやっていない又は、やりきれていないのが現実である!
Dの「クレーム処理」は登録している家庭教師にとっては正社員である彼らを頼りにし上手に解決の糸口を作って欲しいと願うが結局の所、彼らは最悪すべて「家庭教師の責任」として処理し、ペナルティーとしてその家庭教師には、案件依頼を極端に減らす傾向がある。
Eの「生徒管理」も非常にに杜撰であり、登録済み家庭教師が軽く10名以上の生徒を受け持っていてその様な家庭教師が数十名いる場合、「どの家庭教師が今どの様な生徒を担当し、現在どの様子であるのか」が把握しきれていない事が多々ある。
彼らは@〜G迄の業務をこなしているので大変なのは十分に理解出来るが高い指導料を支払っているご家庭にとってはやはりやりきれない事である。
Gの「家庭教師への研修会」に関しては一番ありえない事で「当社は皆プロの家庭教師」と謳っているセンター程、この「研修会」なるものが怪しく、彼らは口癖に「プロなのだから指導コマ数を取ってこい、それもプロの仕事だ」と言いご家庭の状況も考えない発言を使う。
もはや「研修会」=「指導コマ数増加提案及び春・夏・冬期講習の申込を促す為の会」になっている。
結局の所、家庭教師センターは会社維持ゆえ営利主義にならざるおえず、どこのセンターも
「金儲け主義」になる。
しかもどこのセンターも中間マージンとしてご家庭から月謝の60%程度を搾取し、家庭教師はご家庭から40%前後しか得られない。

上述の事が分かってしまった家庭教師は、センターのD「クレーム処理」は家庭教師任せ、E「生徒管理」も把握できず、G「研修会」という既存生徒宅からの指導コマ数の販促を促すと言うのを理解し、判断出来る先生は真剣さが削ぎとられてしまうのである。
これらがプロ家庭教師センターの実態である。